『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7 第1話《ドラゴンストーン》画像付き詳細ネタバレ&感想レビュー

ゲーム・オブ・スローンズというドラマ。
散々いろんなところで面白いという声を目にして、こんだけ凄いんだという数字も見てきて。
そりゃこんだけ話題なんだから面白いに決まってる。

とは思いつつ真面目に見てきたウォーキング・デッドのシーズン8の前半戦があまりにつまらなくて長編ものは何だかなぁとなっていた。
けどHulu入ってるしとりあえず見てみよう…。

結果とんでもなくどハマりしました!!

こんなにイッキ見したのはブレイキング・バッド以来かもしれない。
とんでもない勢いで最新シーズンまで来ました笑。

ここまでの感想を前置きに書くには不可能なので自重します。
ハマり過ぎてモンスターハンターワールドでのキャラメイクはジョン・スノウっぽくしました笑。

それではいい加減本編の感想に入ります。




アリアの復讐

冒頭、シーズン6の最終話でアリアに殺されたはずのフレイが宴の席にいる。
領主として一家の重要な者全員を集め、”冬”に備えて今後の方針を話すと切り出す。
その前にと高級なアーバー・ゴールドを全員のグラスに注がせる。
乾杯の音頭を取り全員がワインを飲むが、フレイはその様子を眺め口を付けずにやける。
そして”血塗られた婚儀”でスターク家を殺したことを称えるが、次第にその事を責めるような口調になる。
続けて「スターク家を根絶やしにはできていないがそうすべきだった」と。
確信めいた発言と同時に、ワインを飲んだ男たちは全員口から血を流し倒れていく。
静まり返った宴の席を見ていたフレイが自らの顔の皮を剥ぐと、出てきたのはアリアの顔だった。

そして侍女に「何が起こったかと聞かれたら"北部は覚えている"、"フレイ家に冬来たり"と答えなさい」と告げるとその場をゆっくり後にする。

動き出す死の軍団

吹雪の舞う中、青い目のホワイト・ウォーカーの大群が歩を進める。
その中には巨人族の姿も確認できる。
その光景を見ていたブランは、遂に黒の城〈カースル・ブラック〉に辿り着く。
出迎えた現総帥のトレットは、スタークの息子である証拠を求める。
するとブランはトレットが”最初の人々の拳”や"堅牢な家"にいた事、そして”死の軍団”や”夜の王”を見たことを言い当てる。
そして彼らが来るぞと。
トレットはブラン達を中に入れる事を許可する。

ジョンの信念

北部をまとめるジョンは、迫る死の軍団との戦いに備えドラゴングラスを探し出すよう指示する。
そして10~60歳の者は男女問わず武器の訓練をしろと伝える。
グラヴァー公が「孫娘に槍を握らせろと?」と反応すると、幼きリアナ・モーモントが立ち上がる。
「男が戦う間編み物をする気はない。"熊の島"では女子供も戦いの訓練を始める。」とクラヴァー公を言い負かす。


そしてジョンは警備の手薄な"壁"を守るため、東の物見城〈イースト・ウォッチ〉にトアマンド率いる野人を送る事にする。
”壁”を破られた先にはラスト・ハース城とカーホールド城があるが、その城主であるアンバー家とカースターク家は裏切り者の為、城ごと崩すべきとの声が上がる。
これに対しサンサが「城に罪はなく砦は利用したい。2つの城はラムジー撃退を手伝った者に与えるべき。」と語りこれには賛同の声があがる。
しかしジョンは何百年も同盟関係にあり、1度の罪で城を奪い取りはしないと。
裏切りへの罰も忠誠への褒美もないのかとのサンサの問いに、裏切りへの罪は死だと答えるジョン。
しかし食い下がるサンサ。

ジョンは”冥夜の守人〈ナイツ・ウォッチ〉”の総帥の時、裏切り者を処刑した話をする。
そして父は『死刑の宣告者自ら剣を振るうべきだ』と。
「だが父親の罪で息子を裁きはしない」と続け、その決断は決して揺るがないと言う。
これに対しサンサは諦めたように黙り込む。

ジョンは若き後継ぎのネッド・アンバー、アリス・カースタークを呼ぶ。
恐る恐る前に出た2人に「数世紀にわたり我々は共に戦った。今一度スターク家に忠誠を誓ってほしい。」と告げる。
これに剣を抜き膝をついて忠誠を示す2人。
ジョンは「生き残った北部は皆 団結するのだ。」と続け、2人は改めてスターク家への生涯の忠誠を誓う。
声を上げる諸侯たちと対照的に面白くなさそうな顔をするサンサ。
そしてそれを見て静かに笑みを浮かべるベイリッシュ。
会議の後、ジョンとサンサはお互いの想いを伝えあうも簡単には行かなそうだ。
そんな折王都からサーセイが王女になったとの伝えが。
サーセイの恐ろしさを語るサンサ。

王女サーセイとジェイミー

王女サーセイは広間の床に七王国の地図を描かせていた。
ジェイミーの逃がしたティリオンが、デナーリスの”手”になった事と案に責めるサーセイ。
船団の上陸場所を問われ、本来ターガリエンの城であるスタニスのいたドラゴンストーンと予想するジェイミー。
東にデナーリス、南にドーンのエラリア・サンド、西にハイガーデン城のオレナ婆、北にネッドの落とし子と人殺しのサンサ、まさに四面楚歌と語るサーセイ。
ジェイミーは”冬来たり”だと。
しかし食料の豊富なタイレルもデナーリスが勝つと見ればそちらにつくと見る。
勝てば王朝を築けると語るサーセイに「誰のための王朝だ?」と問うジェイミー。
子供はもういないと言われるがサーセイは2人の王朝だと。
トメンの事を聞かれ取り乱すサーセイ、最後に「大事なのは私たちよ」。
ジェイミーは「ラニスター家も同盟なしでは生き残れない。強力な同盟が必要だ。」と言うとサーセイは「私は40年間父上の話を聞いてきたのよ。」

グレイジョイの新王

王都に鉄諸島の新当主となったユーロン・グレイジョイが招かれた。
大船団を率いたユーロンはシオン達が裏切りデナーリスに力を貸した事にムカついたと。
ユーロンは力を貸す代わりにサーセイとの結婚を要求するも信用できないと断られる。
すると誠実さを示すために後日それを持ってくると告げユーロンは王都を後にする。

サムのメイスターへの道

"黒の城"のメイスターとなりジョンの手助けをする為、知識の城〈シタデル〉に来たサム。
しかしやる事は病人の下の世話と本の返却、その他雑務をこなす日々だった。
ホワイト・ウォーカーに抗う術を探しにシタデルに来たが、ここでは彼らの存在を疑う者しかいないと大学医に話すサム。
大学医はサムの話を信じてくれた。
続けて過去何度も人々は終わりだと思ったが、今でも壁はあり、冬にはいつも終わりがあると語る。
とある夜中、サムは寝ているある学医から図書館の制限区域に入るための鍵を盗み取る。

ベイリッシュをあしらうサンサ

ポドリックに剣の稽古をするブライエニー達を眺めるサンサの側に来るベイリッシュ。
サンサに幸せでいてほしいと語るベイリッシュ。
サンサが皮肉めいた返しをするとブライエニーが来て締めの言葉も言えず追い払われるベイリッシュ。
ブライエニーになぜ彼はまだいるのかと問われ、ラムジー撃退の恩がある為無下にはできないと話すサンサ。

王都へ向かうアリア

どこからか心地いい歌声が聞こえてくる。
近づいていくと王都の兵士達がいた。
そして歌声の主はまさかのエド・シーラン!笑。
一人旅をするアリアに優しく食べ物と酒を差し出す兵士達。
娘一人で何しに王都へ?と問われると一言、「王女を殺しに。」
一時沈黙が訪れるが、すぐに冗談だと思われ笑いが起こる。


ブラザーフッドとハウンド

ブラザーフッドに加わり共に旅をするハウンド。
吹雪の中見つけた家の中では、父親と赤ん坊の心中した骸骨があった。
ドンダリオンがなぜ神の力を受けたのか納得のいかないハウンド。
その答えは何度考えても自分でも分からないと語るドンダリオン。
宗教めいたソロス達をバカにしていたハウンドだが、火の中に氷の壁を見る。
そして死人の大群を見たようだ。
「これが俺たちの使命だ」とドンダリオン。

真夜中、ソロスは物音で目を覚ます。
剣を持って外に出ると、そこではハウンドが家主の為に墓を掘っていた。
追悼の言葉を見よう見まねで真似するもよく覚えておらず、「死んで残念だ」と一言。
「こんな死には値しない」と言い捨て家に戻るハウンドを見送るソロス。

ドラゴングラスの在り処

メイスターしか入れない制限区域から本を盗み取ったサムは寝ずにドラゴングラスのヒントを探していた。
するとドラゴンストーンにあることが分かり、急ぎジョンに手紙を書く。

翌日いつものように排便回収に回っていると突如独房から石の様な手が伸びる。
「ドラゴンの女王”嵐の申し子”デナーリスは来たか?」とサムに問いかける。
「特に聞いてない」と聞くと男は手を暗闇に引っ込めた。

ターガリエンの故郷

大船団を率いるデナーリスは、遂にターガリエンの城であるドラゴンストーンに上陸した。

感慨深げに城を見て回るデナーリスは、会議室の盤面の前に立ち静かに一言。
「始めるわよ」



【感想】

初めてのドラマレビューの為、勝手が割らずとんでもなく散らかってる気がしますが悪しからず…笑。

まずは冒頭、これ以上ないほど痛快なスタートでした!
一家の重要な者を集めたって台詞で確信しましたが、遂にアリアがやってくれましたね。
アリアの成長は見てきましたが、しかしあの若さであれ程冷静に復讐を遂げるとは恐ろしくもありますね…。
ただこんな世界だからこそ時に非情さを貫けるところがとても頼もしく感じます。

巨人のホワイト・ウォーカーはどうやって倒すんだ…と恐れながらも、ブランも何とかカースル・ブラックに辿り着きました!
シーズン6ではホーダーの悲しすぎる過去が衝撃だっただけに無事、という感じではない気もしますがとりあえず一安心です。
個人的にはミーラが本当によく頑張ったなと…!
使命を全うした弟ジョジェンを失い、死の軍団に追われ、道中散々な目にあいながらもブランをきちんと壁まで送り届けてくれました。

北部ではジョンが北の王らしく、というよりリアナ・モーモントの最高さったらない!笑
凛とした態度でグラヴァー公を完全に言い負かす姿、そしてそれを見てほほ笑むダヴォスの画が素敵でした。
ジョンもきちっと王らしい正義感ある信念を見せてくれました。
サンサの言い分も分かるけど兄妹の対立はムカつくニヤケ顔のベイリッシュに付け込まれるぞ…。
ただその後ベイリッシュをあしらうサンサは最高だった笑。

サーセイはジェイミーにトマンの事をきちんと話してなかったんですね。
王女らしく振る舞うのも強い母でいるのも良いけど、ジェイミーとはきちんと信頼し合ってないとまずいのになぁ。
しかしジェイミーも辛い人生ですね。
唯一父と分かってくれたミアセラをすぐに亡くして、ジョフリーには尊敬されず良い子だったトマンにも結局知られる事なく先立たれて…。
想いが通じ合ってるブライエニーとは結ばれないし、ティリオンとの関係修復も無理だからサーセイが唯一の肉親なのにこんな態度取られて。

ユーロンは下品な感じで嫌いです。
ただお土産って何を持って来るつもりなんだろう…。

サムのシタデルのシーンは最高に汚いですね…。
あんなリズミカルにする必要あった??笑
ドラゴングラスの在り処は見つけたけど、もうデナーリスがいるからどうなるか…。
ジョンとデナーリスには争ってほしくないけどそうもいかないんだろうなぁ。
衝撃だったのはジョラー・モーモントの登場でした。
GOTであんなホラー映画的なびっくりを味わうとは予想してなかったですが笑。
ジョラーは石化を治す為シタデルならと来たんでしょうが、だいぶ進んでしまっていますね…。
シーズン6でのデナーリスとの別れのシーンは感動的でしたし、彼には良くなってほしいです。

アリアのシーンでは個人的一番の衝撃。
なんでエド・シーラン!?笑
GOTもこういうゲスト俳優とかやるんだね。
面白かったし美声聞けたから良いけど笑。

ドンダリオン、ソロスとハウンドの関係は良いね。
ブラザーフッドも好きな人だらけだから酷い事にはならないでほしい。
ハウンドが誰よりも人間味に溢れてるね。
彼にも善行を積んで幸せになってほしいけど…。

そしてデナーリスがいよいよ本格的に動き出しそう。
ドラゴン3頭いる以上まともにやり合って勝てるとこない気がするけど。
まずはどう動いていくんだろう。

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