『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7 第4話《戦利品》画像付き詳細ネタバレ&感想レビュー

第3話ではキャスタリーロックを攻めた”穢れなき軍団”が敵の術中にハマり
オレナが死に際、ジェイミーにとんでもない爆弾発言をしました。




ハイガーデンを落としたジェイミー

ハイガーデンから奪った金貨の一部を報酬としてブロンに渡す。
ジェイミーがオレナに何か言われたのかと勘繰るブロンだが、ジェイミーははぐらかす。
そしてブロンに農民から作物の徴収をするよう命じる。

王都ではティコが、莫大な借金の一括返済をするサーセイを褒め称える。
ティコは新しい事業にもぜひ投資したいという。
サーセイが「この大陸の全人民を支配したいと思ってる」と野望を語ると「見込みの高い事業だ」と返す。
そして「外資の借り入れが必要でしょうな」と続ける。



ブラン

ウィンターフェルではベイリッシュとブランが2人で話をしていた。
ベイリッシュはかつてブランの命を狙った短剣をキャトリンが持っていたと差し出す。
誰の短剣か問われると「分かりません」と答え、「その質問こそが五王の戦いの発端です」という。
喋り続けるベイリッシュの言おうとしてる言葉を見透かしたように先に言うブラン。
ベイリッシュが黙り込むと、部屋の扉が開きミーラが入ってくる。
ベイリッシュは挨拶を済ますと部屋を後にした。

ミーラは来たる冬は家族と過ごすといい、ここにいれば安全だし帰ることにすると話す。
「私はもう必要ないし」というミーラに「そうだね」とだけ返すブラン。
「言うことはそれだけ?」と聞かれ「ありがとう」と応じる。
「それだけ?」「助かった」
弟とホーダーと狼はブランの為に死んだと話すミーラ、そして自身も死にかけたと。
訴えかけられるも「もうブラン」じゃないと答えるブラン、「他の記憶が増えた」と。
諦めたように「あなたは死んだのね」というと、ミーラは部屋を後にする。



アリアの帰郷

ウィンターフェルへとたどり着いたアリアを衛兵2人が出迎える。
「サー・ロドリックと学医ルーウェンを呼んで」と言うとそんな者はいないと信じないようすであしらう衛兵。
「追い払っても必ず入る。この事をサンサが知ったらどうなると思う?」と脅すと衛兵たちは中へ入れる。
呼んでくると広場で待つよういうが、目を離した隙にアリアは消えていた。

「きっとただの町娘です」と一応サンサに報告する2人。
ロドリック達の名前を出したことを聞くと「結構よ。居場所は分かる」とほほ笑むサンサ。



サンサとアリアの再開

アリアは地下でネッドの墓の前に立っていた。
近づくサンサの気配を感じると「”スターク女公”と呼ぶ?」と一言。
「そうして」と言った後ほほ笑むと、アリアに歩み寄り抱きしめるサンサ。
衛兵から逃げるなんてと言われ「あんな衛兵じゃダメ」と返すアリア。
サンサはジョンに城を任されたと話し、ジョンが再開したら心臓が止まるかもと笑う。

ネッドの石像を見て「顔を知ってる人に掘らせないと」というアリアに「知ってる人はみんな死んだ」というサンサ。
アリアは「私たち以外」と微笑み返す。
2人ともジェフリーを殺したかったと話し、アリアは「リストの一番上だった」という。
何のことか問われ「殺す相手のリスト」と答えると2人で笑う。
お互いここに至るまで長い話があり、楽しいものじゃないと言い合う。
「でも話はまだ続く」とアリアに「ええ、まだ終わってない」と返すサンサ。
そして2人はまた抱擁を交わす。
サンサは「ブランもいるのよ」というがその表情はどこか暗かった。


ブランとアリア

一人いつもの場所にいたブランのもとを2人が訪れる。
「おかえり」というブランに抱き着くアリア。
ブランは「”十字路”で見たよ」といい「いろいろ見えるんだ」と続ける。
サーセイがリストにあったのになぜ王都へ行かなかったのか問われ固まるアリア。
冗談ではなかったことを察したサンサは他のに誰の名前があるのか聞く。
「ほとんどは死んだ」と返すアリア。

ブランはベイリッシュから譲り受けた短剣を取り出す。
ヴァリリア鋼に驚く2人に「裕福な者が僕の命を狙ったんだ」というブラン。
サンサが「ベイリッシュは見返りを求めて行動する」と忠告するも「どうでもいい」と返される。
ブランは「僕は要らない」といい短剣をアリアに差し出す。
「僕にはもったいない」と言われそれを受け取るアリア。

ウィンターフェルへと戻った3人をブライエニーが見かける。
「キャトリン公が喜びます。あなたは誓いを守った」という。
「私は…」と反論しかけたが「ありがとう」とその言葉を受け取るブライエニー。




デナーリスの選択

ドラゴンストーンではミッサンディが戻らないアンサリードの事をデナーリスに話していた。
「心配ない」と返すデナーリスはグレイ・ワームとの関係を探る。
何かあったかと聞かれ「色々です」と答えるミッサンディ。
しばしガールズトークをした2人のもとに、ジョンが声をかける。
ジョンは「採掘する前に見せたかった」と洞窟内に案内する。
すると洞窟内にはたくさんのドラゴングラスがあった。

さらに奥へ進むと”森の子ら”が描いた無数の壁画があった。
そこには”最初の人々”と森の子らがかつて一緒にいたとされる絵があった。
デナーリスが「戦い合っていたの?」と聞くと、彼女の持つたいまつで奥を照らすジョン。
「力を合わせ共通の敵と戦ったんだ」と話す。
そこにはホワイト・ウォーカー達の絵があった。
ジョンは「大昔からずっと敵は存在するんだ。我々も手を取り合わないと」と続ける。

「私の軍やドラゴンなしでは勝てないの?」と聞き肯定されると
歩み寄り「あなたと共に北部のために戦うわ。ひざまずけばね」というデナーリス。
ジョンは南の王を北部は受け入れないと話す。
民は自分たちが選んだ王に従うと返すデナーリス。
「王の誇りより民の命が大事では?」と続ける。

2人が洞窟を出ると、そこにはティリオンとヴァリスがいた。
アンサリードがキャスタリーロックで包囲されてると知らされる。
「計画はもう結構。”赤の王城《レッド・キープ》”へドラゴンを飛ばす」というデナーリス。
ティリオンを説き伏せたデナーリスはジョンに意見を求める。
ジョンは言葉を選びながらも「城や民を焼けば今までの王と同じだ」と答える。



アリアの実力

ウィンターフェルではブライエニーがポドリックの稽古をつけていた。
そこに来たアリアは、ブライエニーに手合わせを求める。
拒むブライエニーにキャトリンへの忠誠を引き合いに出すアリアに折れるしかなかった。
その上ではちょうど通りかかったサンサとベイリッシュがその光景を眺めていた。

何度か剣を交えアリアの実力を知ったブライエニー。
2人は強者を見つけたと笑みを浮かべながら斬り合い、最後は同時に相手の首に剣をかけた。
満足そうにしていた2人が上に気づくと、サンサは足早にその場を後にし残ったベイリッシュはほほ笑みを浮かべた。



ジョンとダヴォスとミッサンディ

ドラゴンストーンではジョンとダヴォスがデナーリスについて話していた。
階段の先にいたミッサンディに気づくと3人は挨拶を交わす。
ミッサンディはスタークの息子なのになぜ”スノウ”なのか疑問に思っていたようだ。
落とし後だと話すと、ミッサンディの地域には婚約がなく落とし子の概念もないと驚く。
2人がミッサンディの生い立ちを聞くと、これまでの経緯を話す。
今は自分の意思で仕えていて、もし帰郷を望めば明日にでも船を出してくれると言い切るミッサンディ。
エッソスの者は王の娘だからでなく、彼女を選んだのだと。
話を聞いたダヴォスが「女王に鞍替えしたい」と冗談を言うと、海から一隻の船が近づいていた。



ジョンとシオン

海岸に来たのはシオンを乗せたグレイジョイの船だった。
シオンに気づき驚いた様子のジョンはゆっくりと歩み寄る。
「サンサは無事なのか?」というシオンの胸ぐらをつかむと「彼女を救ってなければ今すぐお前を殺す」と凄む。
ダヴォスが「叔父に襲われたらしいな」と話しかけるとヤーラが連れていかれたことを話すシオン。
「女王に頼んで連れ戻したい」と続けると、ジョンが「女王は今留守だ」と返す。



デナーリスの攻勢

ハイガーデンの側では一連の作業を終えた王都軍が帰路の準備を進めていた。
ハイガーデン攻城で活躍したディコンという新兵を称えにいくジェイミー。
ブロンと3人で言葉を交わしていると、ふとブロンが異変を察知する。
するとジェイミーも気づき、声を張り上げ急ぎ隊列を整えさせる。

まもなく丘の向こうから一面を覆いつくすほどのドスラク人の騎馬隊が走ってくる。
ブロンに「あんたは逃げろ」と言われたジェイミーだが「押し返せる」と返す。
すると大きな鳴き声が響く。
次の瞬間、雲の中から巨大なドラゴンが姿を現した。
デナーリスを乗せたドラカリスはドスラク人の騎馬隊を追い抜くと、迎撃の構えをとっていた王都軍に火を吐く。
勢いそのままに突撃してきたドスラク兵に隊列を崩され、あたりは戦場と化す。

デナーリスは物資に狙いを定め、それらの場所を一斉に焼き払う。
ジェイミーはブロンに”スコーピオン”を使うよう指示する。
ブロンは追っ手をかいくぐり、そこに辿り着く。
それはクァイヴァーンの開発した巨大なボウガンだった。

その頃丘の上には、数人のドスラク人を携えたティリオンがいた。
一方的となった戦場を眺めていた。
ブロンの放った一発目の矢は外れた。
兵器に気づいたデナーリスが破壊するべく近づいたが、今度はドラカリスにその矢が突き刺さった。
ドラカリスは態勢を立て直すと再び”スコーピオン”に近づきそれを焼き払った。
そして近くにゆっくりと降りる。

降りたデナーリスは突き刺さった巨大な矢を抜こうとしていた。
痛みで泣き叫ぶドラカリス。
ジェイミーはその様子を見ていた。
そのジェイミーを見ていたティリオンは「逃げろよ」とつぶやく。
しかしジェイミーは馬を鼓舞すると、死体に刺さった槍を抜きドラカリスへと駆ける。
小さな声で「逃げろバカ者」と唸るティリオン。

矢を抜こうと必死なデナーリスの寸前に迫ったところで、ドラカリスの頭がジェイミーを捉えた。
絶体絶命のジェイミーだったが、横から馬で走ってきた者に海に投げ出され火をかわした。
ジェイミーはそのまま沈んでいった。



【感想】

ミーラの言うようにブランは死んでしまったといえるかもしれませんね…。
あれだけ尽くしてくれたミーラにあんな心無い言葉しかないのはあんまりです。
ブランも望んだ道ではないので可哀想とも言えますが。

アリアとサンサの再開は感動しました。
やっと会えましたね…!
サンサも壮絶な道のりでしたが、アリアがこうなるとは誰にも予想できなかったと思います。
それでもこの2人にとっても再開できたことは本当に大きいでしょうね。
もう離れることなく幸せになってほしいですが果たして…。

ブランとアリアの再開は予想通りというか。
アリアはブランに会えて本当に嬉しそうでしたね。
渡された短剣はきっとアリアの助けになるでしょう。

デナーリスがジョンへの協力を決意してくれて一安心です。
ただあくまでも自身への忠誠が絶対条件なんですね。
形はどうであれ死の軍団に立ち向かえる戦力が手に入るのは頼もしいです。

ダヴォスがいちいち良いキャラしてて好きです笑。
ミッサンディもオープンで明るくなりましたしここのやり取りは見てても楽しいです。

ジョンはシオンと再開しますが、これは嬉しい再開ではないですね…。
せっかくの兄弟なのにこんな関係になってしまって残念です。

ジェイミーとブロンは相変わらずいいコンビだなーって思ってたらいよいよデナーリスが動きましたね。
これでジェイミーの率いる王都軍は全滅でしょう。
ただスコーピオンは確実にドラゴンを倒せてしまいようで恐ろしいですね…。
戦闘シーンはさすがの迫力でした。

ティリオンはやはりジェイミーにだけは死んでほしくないんですね。
これが今後悪い結果にならないと良いんですが…。
ジェイミーは何とか焼死は避けられましたがこの後どうなるのか…。

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